電車内でのパニック発作
パニック発作を起こしてから一週間近くが経過したある日、
大学から帰宅する電車の中でパニック発作を起こしました。
夕方の帰宅ラッシュよりも早い時間だったため、
私が乗った快速列車の車内はガラガラで座っていられました。
目を瞑ってぼーっとしているときにパニック発作はやってきたのです。
いつもと違い、密室かつ公共の場だったのでかなり焦りました。
というのも、私を含めてパニック障害患者というのは、
自分がパニック発作を起こして取り乱している姿を他人には見られたくないのです。
とにかく椅子に座ったまま何とかその場をやり過ごし、
次の途中駅に着いたとたんにホームに下りて呼吸を整えることに集中しました。
まだ自宅の最寄り駅まで20分以上あるので、
「うわあ・・・どうしよう・・・」と思いましたが、
すぐに降りられるように各駅停車の列車に乗り、なんとか帰宅することができました。
広場恐怖にはつながらず
幸いにも、この一件が広場恐怖を引き起こすことはありませんでした。
広場恐怖というのはパニック障害の症状のひとつで、
「密室や公共の場でパニック発作を起こしたらどうしよう・・・」
という不安が原因で、その場所を恐れるようになることです。
電車、飛行機、エレベーター、自動車などがあげられます。
乗り物系が多いですね。
私もここでパニック発作を起こしたらやばいなあ・・・と思うことはありましたが、
実際に寄り付かなくなるということはありませんでした。
少し不安はあるものの、いつもと変わらず電車に乗ることもできていました。
この広場恐怖というのは、パニック障害患者が、
ひきこもりになってしまい社会復帰を妨げる大きな要因のひとつになりうるので、
私はそうならずに本当に良かったと思っています。
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